JR東日本は10日午前、台風19号の接近で、12~13日にかけて首都圏の在来線や新幹線の運転を取りやめる可能性があると発表した。JR東海も東海道新幹線の東京―新大阪間で12日昼前から運転本数を減らしたり、運転を見合わせたりする方針と発表。JR西日本は山陽新幹線の新大阪―岡山間で12日午前から運転中止の可能性があるとした。
全日空は、12日に羽田、成田の両空港を発着するすべての国内線と12~13日の国際線30便の欠航を決めた。ほかにも11~13日に、国内便を中心に遅れや欠航の可能性があるという。日本航空は、12日の羽田発着便の大半を含む400便以上を欠航する。
ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会を主催する国際統括団体「ワールドラグビー」と大会組織委員会は10日、台風19号の影響を考慮し、12日のニュージーランド(NZ)―イタリア(愛知・豊田)、イングランド―フランス(横浜)を中止すると発表した。9回目となるW杯で試合中止は初。残る1試合のアイルランド―サモア(福岡)は予定通り実施する。
13日の日本―スコットランド(午後7時45分、横浜)など4試合は行う予定だが、台風の影響を見極め、最終的に当日朝に実施の可否を決める。中止の場合、現在1次リーグA組首位の日本は初の決勝トーナメント進出となる。(野村周平、細沢礼輝)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル